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Fragments

「完成した作品」ではなく、「まだ形にならない考え」。

​このセクションでは、建築や芸術に関する私自身の思いや感覚を断片的に記録していき、設計の裏側にある思考のプロセスを共有してみたいという思いがあります。

フライングチェア

思考の断片

まだ名前のない感覚や、かすかに浮かんでは消える思考のかけら。ここに並ぶ言葉は、これからの私の建築をかたちづくる、「種」。

あるものは日々育ち、あるものは眠りながら、いつかふと芽を出すかもしれない。

決して整っているとはいえないけれど、間違いなく存在している「思考の断片」はこれからも不意に増え続ける。

A Single Room​

ひとつの部屋

​- 最小の攻勢で最大の意味を引き出す、建築の原点への問い。行動も時間も、この一室の中で反響しながら変化する。

Traces of Time

時間の痕跡

​- 光の角度、影の深さ、温度の移ろい。空間に刻まれていくそれらは、だれかの気配のように静かに残る。

Breathing Space

空間の呼吸

​- 季節の変化や人の動きに応答する、空間のリズム。建築が呼吸するように、開いたり、閉じたりする。

思索の地層

​過去作品のブラッシュアップや周囲の「人」や「もの」から得た語録。ここに並ぶ、今後も無限にひろがり続ける語録を「思考の断片」の「地層」として用いることで、より深いコンセプトのもと、より華麗で繊細な建築が花を咲かせると感じつつある。

余白

​- 機能を定めすぎないことで生まれる、思考と行動の自由。

密度

​- 緊張感や距離感が空間に与える触覚的な厚み。

抽象

​- 言葉よりも深く、人の記憶や感情に触れる構成。

仮設性

​- 永続よりも「今この瞬間」に応える建築の在り方。

沈黙

​- 建築が語らずに語るための、静けさの設計。

変化

​- 時間とともに動き、意味を更新していく空間の余地。

一室

​- すべてがこの部屋の中で完結する、建築の極限。

​- 建築が時間と対話するための最も素直な手段。

​- 存在と不在のあいだにある、空気のような領域。

構造美

​- 力と素材のバランスが導く、静かな造形の美しさ。

光の時計

​- 光の移ろいが、空間に時間を刻む方法。

​開放と囲い

​- 外と内を絶えず行き来するための装置。

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